
「うちの屋根から雪が落ちるときの音が大きくて、隣にも迷惑をかけるのでは…」
岩手県花巻市にお住まいのH様からいただいたのは、隣家への落雪トラブルに関する心配でした。
花巻市は冬場の積雪が多い地域。住宅地では隣家との距離が近いケースも多く、自宅の屋根からの落雪がご近所トラブルにつながることがあります。H様邸でも毎年のように隣地に雪が落ち、心苦しい思いを続けていました。
さらに、落雪の衝撃で雨樋も歪んでしまい、排水不良も発生していました。
「隣の家に迷惑をかけたくない。雨樋も一緒に直したい」
そんなH様のご要望にお応えし、雪止め設置と雨樋交換の同時施工を実施。落雪トラブルと雨樋の不具合を同時に解消しました。
現地調査で見つかった課題









H様邸を調査したところ、以下の症状が確認されました。
屋根の課題
① 雪止めが未設置 屋根に雪止めがなく、積もった雪がそのまま隣地方向に滑り落ちる状態。隣家の庭や植栽に被害を与えていました。
② 隣地との距離が近い 敷地の関係上、屋根の軒先と隣家の境界が近く、落雪がそのまま隣地に落ちる構造でした。
雨樋の課題
③ 雨樋の変形・歪み 落雪の衝撃で雨樋が歪み、正常な勾配が保てない状態。雨水が途中で滞留していました。
④ 金具のサビ・緩み 長年の使用と落雪の衝撃で金具がサビ・緩み、雨樋が不安定になっていました。
⑤ 継ぎ目からの漏水 変形の影響でジョイント部分に隙間ができ、雨水が外壁を伝っていました。
👉 放置するとどうなる?
- 隣家との関係がさらに悪化
- 植栽やフェンスなどの損害賠償を求められる可能性
- 毎年雨樋の修理費用がかさむ
- 落雪が人に当たれば大きな事故に
施工内容:雪止め設置+雨樋交換の同時施工









H様邸では、雪止め設置工事と雨樋交換工事を同時に施工。落雪トラブルを防ぎながら、壊れた雨樋を新品に交換しました。
<工事①>雪止め設置工事
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 屋根点検 | 屋根材の状態・勾配・落雪方向を確認 |
| 設置位置決定 | 隣地側を重点に配置計画 |
| 雪止め金具設置 | 屋根材に合わせた雪止め金具を設置 |
| 固定確認 | しっかり固定されているかテスト |
使用材料: 屋根材に適合した雪止め金具を採用。特に隣地側は間隔を詰めて設置し、落雪抑制効果を高めました。
<工事②>雨樋交換工事
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 既存撤去 | 変形した雨樋・金具をすべて撤去 |
| 下地確認 | 鼻隠し・破風板の傷み・腐食をチェック |
| 新規金具設置 | 適切な間隔・強度で新品金具を設置 |
| 新規雨樋設置 | 正確な勾配で軒樋・縦樋を設置 |
| 排水テスト | 実際に水を流して排水状態を確認 |
使用材料: 耐久性・耐候性に優れた塩ビ製雨樋を採用。花巻の厳しい冬にも対応できる仕様です。
ビフォーアフター:H様邸はこう変わった
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 落雪 | 隣地に直接落下 | 雪止めで落雪を抑制 |
| 隣家との関係 | 毎年謝罪に行く状況 | トラブルの心配なし |
| 雨樋本体 | 変形・歪みで排水不良 | 新品で排水機能回復 |
| 金具 | サビ・緩みで不安定 | 新品金具でしっかり固定 |
| 継ぎ目 | 隙間から漏水 | 新品ジョイントで漏水ゼロ |
| 外観 | 歪んで傾いた印象 | まっすぐスッキリ |
H様の感想 「雪止めをつけてから、隣の家に雪が落ちなくなりました。お隣さんにも報告したら喜んでもらえて、長年の心の重荷が取れました。雨樋も新品になって、見た目もきれいです」
落雪によるご近所トラブル|こんな被害が起きています
隣家への落雪は、以下のようなトラブルにつながることがあります。
| 被害対象 | 被害内容 |
|---|---|
| 植栽・庭木 | 枝折れ・花壇の破損 |
| フェンス・塀 | 変形・破損 |
| カーポート | 屋根の破損・柱の変形 |
| 車・バイク | ボディのへこみ・ガラスの破損 |
| 物置・倉庫 | 屋根のへこみ・破損 |
| エアコン室外機 | 破損・故障 |
| 人 | ケガ(打撲・骨折など) |
落雪による損害は、原則として建物所有者の責任とされる場合があります。民法では「土地の工作物の設置・保存の瑕疵」による損害は所有者が責任を負うと定められており、雪止めの未設置が問題視されるケースもあります。
👉 トラブルになる前の予防が大切です。
雪止めの役割と効果
雪止めは、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちるのを防ぐための金具です。
雪止めの主な効果
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 隣家トラブル防止 | 隣地への落雪を抑制 |
| 雨樋の保護 | 落雪による雨樋の破損を防ぐ |
| 落雪事故の防止 | 人や車への落雪被害を防ぐ |
| カーポート保護 | 駐車スペースへの落雪被害を防ぐ |
| 植栽の保護 | 庭木や花壇への落雪ダメージを軽減 |
雪止めの効果を高めるポイント
- 落雪しやすい方向(隣地側・駐車スペース側など)を重点的に設置
- 屋根勾配に合わせた間隔・配置
- 積雪量に対応した強度の金具を選定
よくある質問|雪止めと隣家トラブル
Q. 雪止めをつければ、隣への落雪は完全になくなりますか? A. 雪止めは落雪を「抑制」するものであり、完全にゼロにすることは難しい場合があります。ただし、一気に大量の雪が落ちることは防げるため、被害リスクは大幅に軽減されます。
Q. 隣家から落雪について苦情を言われています。どうすればいいですか? A. まずは現状を確認し、雪止めの設置を検討されることをおすすめします。設置工事は1日〜2日で完了することが多く、その冬から効果を実感できます。
Q. すでに隣家に被害を与えてしまった場合、火災保険は使えますか? A. ご自身の火災保険ではなく、「個人賠償責任保険」が適用される場合があります。火災保険に付帯していることも多いので、保険証券を確認してみてください。
Q. 隣家のカーポートに落雪で被害が出た場合、賠償責任はありますか? A. 雪止めを設置していないなど、管理に問題があったと判断されれば、損害賠償責任を問われる可能性があります。トラブルになる前の予防対策をおすすめします。
「雪止め&雨樋」同時施工のメリット
雪止め設置と雨樋交換を同時に行う「まとめてリフォーム」には、以下のメリットがあります。
① 根本原因と結果を同時に解決 落雪(原因)と雨樋破損(結果)を同時に対策。雨樋だけ直しても、また落雪で壊れる…という悪循環を断ち切れます。
② 足場代の節約 屋根工事にも雨樋工事にも足場が必要なケースがあります。まとめて施工すれば足場を1回で済ませられ、10〜20万円以上の節約になることも。
③ 工期の短縮 バラバラに工事するよりも、まとめて施工した方がトータルの工期が短くなります。
④ 冬を安心して迎えられる 雪が降る前に対策を完了しておけば、その冬から安心して過ごせます。
火災保険が使えるケースも
雨樋の破損が雪害によるものであれば、火災保険が適用される可能性があります。
対象になりやすいケース
- 落雪の衝撃で雨樋が歪んだ・破損した
- つららの重みで金具が破損した
- 積雪荷重で雨樋が変形した
- 強風で雨樋が外れた
申請の流れ
- 被害発見後すぐに写真撮影(全景・近景・日付入り)
- 施工店へ原因特定と復旧見積を依頼
- 保険会社へ連絡し申請書類を準備
- 承認後に工事実施
注意: 雪止めの新規設置は火災保険の対象外ですが、雨樋の破損部分は保険でカバーできる場合があります。当社では申請サポートも行っています。
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