
「新築で建てて26年、ずっとこの家に住んできました。先日たまたま脚立に登って見たら、雨樋がひどい状態になっていて…。毎日見ているはずなのに、全然気づきませんでした」
岩手県花巻市にお住まいのN様からいただいたのは、長年住み続けた住宅の雨樋劣化に関するご相談でした。
花巻市は岩手県中部に位置し、北上盆地の中央部にある内陸性気候の地域。夏の紫外線と冬の積雪・凍結が、雨樋に大きなダメージを与えます。
N様邸は築26年。新築時から一度も雨樋を交換したことがなく、日常生活の中で「なんとなく古くなってきたな」とは思いつつも、具体的な劣化には気づいていませんでした。
きっかけは、庭木の剪定のために脚立に登ったこと。間近で見た雨樋の惨状に、N様は驚愕されました。
「こんな状態で雨漏りしなかったのが不思議なくらい…。もっと早く気づくべきでした」
そんなN様のお悩みを解消するため、雨樋の全面交換工事を実施しました。
現地調査で見つかった課題












N様邸を調査したところ、以下の症状が確認されました。
① 軒樋の著しい劣化 26年間の紫外線と寒暖差で、軒樋の素材が著しく劣化。白っぽく変色し、触るとボロボロと崩れる箇所もありました。
② 継ぎ目からの漏水(複数箇所) 継ぎ目のシーリングがほぼ全滅状態。大雨時には複数箇所から水が漏れ、外壁を伝って流れていました。
③ 軒樋のたわみ・逆勾配 積雪荷重と素材劣化の影響で、軒樋の中央部がたわみ、逆勾配(水が流れにくい状態)になっていました。
④ 集水器の詰まり 長年の堆積物で集水器が詰まり、軒樋から水があふれていました。
⑤ 縦樋の詰まり・外れ 縦樋内部に土砂・落ち葉が詰まり、一部は接続が外れて排水されていませんでした。
⑥ 金具のサビ・脱落 金具が激しくサビて、一部は脱落。軒樋を支えきれなくなっていました。
⑦ 破風板・鼻隠しの傷み 雨樋の不具合が長期間続いた影響で、破風板・鼻隠しにも腐食・傷みが見られました。
👉 放置するとどうなる?
- 外壁への雨水被害がさらに拡大
- 破風板・鼻隠しの腐食が進行
- 基礎周りへの浸水で建物本体にダメージ
- 雨漏りが発生する危険
- 修繕費用がさらに膨らむ
「毎日見ているのに気づかない」雨樋劣化の落とし穴
N様のように「毎日見ているはずなのに気づかなかった」というケースは珍しくありません。
なぜ気づきにくいのか
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 高い位置にある | 地上から見上げても細部が見えない |
| 変化が緩やか | 毎日少しずつ劣化するので変化に気づきにくい |
| 見慣れてしまう | 毎日見ていると「いつもの風景」になる |
| 機能低下に気づかない | 小さな漏水は見逃しやすい |
| 雨の日に外を見ない | トラブルが起きる雨天時は室内にいる |
| 他の箇所が優先 | 内装や設備に意識が向きがち |
こんなきっかけで気づくことが多い
| きっかけ | 内容 |
|---|---|
| 脚立・屋根に登った | N様のように間近で見て愕然 |
| 大雨で水があふれた | 目に見える被害で気づく |
| 外壁に雨だれ跡 | シミや汚れで異常を察知 |
| ご近所から指摘 | 「お宅の雨樋、大丈夫?」 |
| リフォーム業者の指摘 | 別の工事で訪問した際に発見 |
| 外壁塗装の見積時 | 業者に「雨樋も交換した方が…」と言われる |
👉 N様は竪樋の外れがきっかけで発見。 「何かのきっかけがなければ、まだ気づかなかった」とおっしゃっていました。
施工内容:雨樋全面交換工事









N様邸では、劣化した雨樋と金具をすべて撤去し、新品に交換。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 既存撤去 | 劣化した軒樋・縦樋・集水器・金具をすべて撤去 |
| 堆積物除去 | 軒樋・縦樋内の土砂・落ち葉を清掃 |
| 新規金具設置 | 適切な間隔で新品金具を設置 |
| 新規雨樋設置 | 正確な勾配で軒樋・縦樋・集水器を設置 |
| 排水経路確認 | 雨水桝への接続・排水状態を確認 |
| 排水テスト | 実際に水を流して漏水・あふれがないか確認 |
ビフォーアフター:N様邸はこう変わった
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 軒樋の状態 | ボロボロ・白化・崩れ | 新品で弾力性回復 |
| 継ぎ目 | 複数箇所で漏水 | 新品で漏水ゼロ |
| 勾配 | たわみ・逆勾配 | 正確な勾配で排水 |
| 集水器 | 詰まりであふれ | スムーズに排水 |
| 縦樋 | 詰まり・外れ | 新品でしっかり接続 |
| 金具 | サビ・脱落 | 新品でしっかり固定 |
| 大雨時 | あちこちから漏水 | 問題なし |
N様の感想 「26年間お世話になった雨樋に感謝しつつ、新しくなってホッとしています。もっと早く気づいて対応すべきでした。」
「26年間ノーメンテナンス」の代償
N様邸の雨樋は、新築から26年間一度もメンテナンスされていませんでした。
雨樋の寿命と現実
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 塩ビ製雨樋の寿命 | 15〜20年 |
| N様邸の経過年数 | 26年 |
| 寿命超過 | 6〜11年 |
26年間で起きたこと
| 年数 | 雨樋の状態 |
|---|---|
| 〜10年 | 目立った問題なし |
| 10〜15年 | 色あせ・軽微な劣化が始まる |
| 15〜20年 | 素材の硬化・継ぎ目の劣化が進行 |
| 20〜25年 | たわみ・漏水・金具のサビが深刻化 |
| 25年〜 | 機能不全・下地への影響 |
ノーメンテナンスの代償
| 代償 | 内容 |
|---|---|
| 雨樋が限界を超えて劣化 | 通常より激しい傷み |
| 外壁に雨だれ跡 | 美観の低下 |
| 修繕費用の増加 | 雨樋だけでなく下地補修も必要 |
👉 「問題が起きていないから大丈夫」ではなく、定期的な点検が大切です。
破風板・鼻隠しと雨樋の関係
雨樋の不具合を放置すると、破風板・鼻隠し(雨樋を取り付ける下地)にも影響が出ます。
破風板・鼻隠しとは
| 部位 | 場所 | 役割 |
|---|---|---|
| 破風板 | 屋根の妻側(横から見える部分) | 屋根の端を保護 |
| 鼻隠し | 屋根の軒先(雨樋が付く部分) | 垂木の先端を保護・雨樋を固定 |
雨樋トラブルが下地に与える影響
| トラブル | 下地への影響 |
|---|---|
| 継ぎ目漏水 | 水が下地に染み込み、腐食 |
| あふれ | 水が鼻隠しを伝って傷める |
| 金具の緩み | 固定穴が広がり、下地が弱る |
| 長期間の放置 | 木部が腐り、交換が必要に |
N様邸での対応
| 対応 | 内容 |
|---|---|
| 腐食箇所の補修 | 傷んだ部分を補修 |
| 部分交換 | ひどい箇所は部材を交換 |
| 塗装 | 補修箇所を塗装で保護 |
| 雨樋設置 | 新しい雨樋をしっかり固定 |
👉 雨樋交換時に下地も確認し、必要に応じて補修することが大切です。
花巻市の気候と雨樋の寿命
花巻市は岩手県中部に位置し、北上盆地の中央部にある内陸性気候の地域。雨樋には厳しい環境です。
花巻市の気候と雨樋への影響
| 気候条件 | 雨樋への影響 |
|---|---|
| 夏の暑さ・紫外線 | 素材の劣化・硬化・白化 |
| 冬の積雪 | 荷重による変形・たわみ |
| 厳しい寒さ | 凍結による破損 |
| 大きな寒暖差 | 膨張・収縮で継ぎ目が劣化 |
| 梅雨・台風 | 大量の雨水で負荷増大 |
26年間の累積ダメージ
N様邸の雨樋は、26年間これらのダメージを受け続けてきました。
| ダメージ | 26年間の累積 |
|---|---|
| 紫外線 | 夏×26回で素材がボロボロに |
| 積雪荷重 | 冬×26回でたわみ発生 |
| 寒暖差 | 継ぎ目のシーリングが全滅 |
| 雨水 | 繰り返しの水流で摩耗 |
👉 岩手の厳しい気候では、20〜25年が雨樋の寿命の目安です。
長年住んでいる方へのアドバイス
N様のように長年同じ家に住んでいる方は、以下の点に注意してください。
見落としがちなポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 雨樋の色 | 白っぽく変色していたら劣化のサイン |
| 軒樋の形状 | たわみ・歪みがないか |
| 継ぎ目 | 隙間・ズレがないか |
| 金具 | サビ・緩みがないか |
| 縦樋 | 外れ・割れがないか |
| 外壁の雨だれ跡 | 雨樋トラブルのサイン |
定期点検のすすめ
| タイミング | 確認内容 |
|---|---|
| 年1回(秋頃) | 冬に備えて雨樋の状態を確認 |
| 大雨・台風の後 | 異常がないか目視確認 |
| 雪解け後 | 冬のダメージを確認 |
| 築15年を過ぎたら | 専門業者に点検を依頼 |
| 築20年を過ぎたら | 交換を視野に入れて検討 |
「何かのついで」に確認を
| 機会 | 確認方法 |
|---|---|
| 庭木の剪定 | 脚立に登ったついでに近くで確認 |
| 屋根の点検 | 屋根業者に雨樋もチェックしてもらう |
| 外壁塗装の見積 | 雨樋の状態も見てもらう |
| 大掃除 | 外回りをチェック |
👉 N様のように「何かのきっかけ」で気づくのではなく、意識して確認することが大切です。
雨樋の劣化サイン|こんな症状があれば要注意
ご自宅の雨樋、こんな症状はありませんか?
✅ 雨樋が白っぽく変色している ✅ 触ると硬い・ボロボロ崩れる ✅ 継ぎ目から水が漏れている ✅ 軒樋がたわんでいる・傾いている ✅ 雨の日に水があふれる ✅ 金具がサビている・外れている ✅ 縦樋が詰まっている・外れている ✅ 外壁に雨だれ跡がある ✅ 新築から15年以上経って一度も点検していない ✅ 新築から20年以上経って一度も交換していない
➡ 1つでも当てはまる場合は、早めの点検をおすすめします。
築年数別:雨樋のメンテナンス目安
長年住んでいる方向けに、築年数別のメンテナンス目安をご紹介します。
築年数別の推奨対応
| 築年数 | 雨樋の状態目安 | 推奨対応 |
|---|---|---|
| 〜10年 | 比較的良好 | 年1回の目視確認 |
| 10〜15年 | 軽微な劣化開始 | 専門家による点検 |
| 15〜20年 | 劣化が進行 | 交換の検討開始 |
| 20〜25年 | 寿命に近い | 早めの交換推奨 |
| 25年以上 | 寿命超過 | 至急点検・交換 |
👉 N様邸のように築26年で交換していない場合は、早めの点検をおすすめします。
よくある質問|長年住んでいる家の雨樋
Q. 新築から一度も雨樋を交換していませんが、大丈夫ですか? A. 築年数によります。15年以上であれば点検、20年以上であれば交換を検討することをおすすめします。
Q. 雨樋の点検だけでもお願いできますか? A. はい。点検のみのご依頼も承っています。状態を確認し、交換が必要かどうかをお伝えします。
Q. 破風板・鼻隠しの補修も一緒にお願いできますか? A. はい。雨樋交換と同時に下地補修を行うのが効率的です。別々に行うと手間と費用がかかります。
Q. 住みながら工事できますか? A. はい。外部の工事なので、お住まいのまま施工可能です。
Q. 工事にはどれくらいかかりますか? A. 雨樋交換のみで1〜2日、下地補修を含む場合は2〜3日程度が目安です。
Q. 外壁塗装も一緒にやった方がいいですか? A. 足場を組む場合は、セット施工がお得です。雨樋交換と外壁塗装を同時に行えば、足場代を節約できます。
火災保険が使えるケースも
雨樋の破損が雪害・風災によるものであれば、火災保険が適用される可能性があります。
対象になりやすいケース
- 積雪荷重で雨樋が変形・破損した
- 強風で金具が外れた・雨樋が歪んだ
- 落雪で雨樋が破損した
- 凍結で継ぎ目が破断した
注意: 純粋な経年劣化は対象外です。ただし、積雪や凍結がきっかけで破損した場合は適用される可能性があります。当社では申請サポートも行っています。
花巻市・北上市・奥州市で雨樋のお悩みなら
「新築から一度も雨樋を交換していない」 「気づいたら雨樋がボロボロになっていた」 「築20年を過ぎて心配になってきた」 「雨樋の点検をしてほしい」 「破風板・鼻隠しも傷んでいる」
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