
「今年の冬は雪が多かったですよね。春になってカーポートを見たら、屋根がベコベコに凹んでいて、雨樋もグニャッと曲がっていたんです。『えっ、こんなになるの?』ってショックでした。車を停める場所だし、このままじゃ雨も雪も防げないと思って、すぐに連絡しました」
岩手県盛岡市にお住まいのC様からいただいたのは、大雪によるカーポートの折板屋根と雨樋の被害に関するご相談でした。
盛岡市は岩手県の県庁所在地で、北上盆地の北部に位置する内陸性気候の地域。冬は積雪が多く、カーポートへの積雪被害が発生しやすい環境です。
C様邸のカーポートは設置から18年。今年の大雪で折板屋根が複数箇所で凹み、さらに雨樋も雪の重みで歪んでしまいました。C様は「屋根も雨樋も両方やられるとは…」と驚かれていましたが、同時に被害を受けたからこそセットで効率的に修繕することができました。
「屋根がベコベコのままじゃ恥ずかしいし、車も守れない。直して本当に良かったです」
そんなC様のお悩みを解消するため、カーポートの折板屋根交換工事と雨樋の交換工事をセットで実施しました。なお、今回の被害は**火災保険(雪災)**が適用され、費用負担を大幅に軽減することができました。
現地調査で見つかった課題












C様邸のカーポートを調査したところ、以下の症状が確認されました。
折板屋根の被害
① 折板屋根の凹み・変形(複数箇所) 大雪の重みで、折板屋根が複数箇所で凹み・変形していました。本来の波形が潰れている状態でした。
② 屋根全体のたわみ 凹んでいない部分も、全体的にたわみが発生。耐荷重が低下している状態でした。
③ 固定ボルトの緩み 雪の重みで屋根が動き、固定ボルトが緩んでいる箇所がありました。
④ 塗装の剥がれ・サビの発生 18年間の経年劣化で、塗装が剥がれサビが発生している部分がありました。凹んだ箇所は特にサビが進行しやすい状態でした。
雨樋の被害
⑤ 軒樋の大きな歪み・変形 積雪荷重で、カーポートの雨樋が大きく歪んでいました。
⑥ 金具の破損・外れ 金具が複数箇所で破損・外れていました。
⑦ 継ぎ目の隙間 歪みによって継ぎ目が引っ張られ、隙間が発生。雨の日は漏水していました。
⑧ 雨樋の経年劣化 18年間の経年劣化で、雨樋も硬化・脆くなっていました。
👉 C様邸のカーポートは、折板屋根と雨樋の両方が雪害で被害を受けていました。
「折板屋根」とは?
C様邸のカーポートで使われていた折板屋根(せっぱんやね)について解説します。
折板屋根とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形状 | 金属板を波形・台形に折り曲げた屋根材 |
| 素材 | ガルバリウム鋼板、スチール(鉄)など |
| 用途 | カーポート、工場、倉庫、店舗など |
| 特徴 | 軽量、施工が早い、大スパンに対応 |
折板屋根のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 軽量で建物への負担が少ない | 断熱性・遮音性が低い |
| 大面積をカバーできる | 凹むと強度が落ちる |
| 排水性が良い | サビが発生する(素材による) |
| 施工が早い | 衝撃に弱い |
C様邸の折板屋根
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 素材 | ガルバリウム鋼板 |
| 設置場所 | カーポート(2台用) |
| 設置年数 | 18年 |
| 状態 | 凹み・たわみ・サビ発生 |
👉 折板屋根は軽量で広い面積をカバーできますが、雪の重みには弱い面があります。
折板屋根が凹むメカニズム
C様邸の折板屋根が凹んだメカニズムを解説します。
積雪による被害の流れ
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ① 雪が積もる | カーポートの屋根に雪が積もる |
| ② 雪の重みがかかる | 1㎡あたり数十kg〜100kg以上の荷重 |
| ③ 折板に負担 | 設計荷重を超える重さがかかる |
| ④ 折板が変形 | 波形が潰れ、凹みが発生 |
| ⑤ 強度が低下 | 一度凹むと元に戻らず、強度が落ちる |
| ⑥ さらに変形しやすく | 次の積雪でさらに悪化 |
雪の重さの目安
| 雪の状態 | 1㎥あたりの重さ |
|---|---|
| 新雪(降ったばかり) | 50〜150kg |
| 締まった雪 | 150〜300kg |
| ザラメ雪(融けかけ) | 300〜500kg |
| 氷化した雪 | 500〜900kg |
C様邸の状況
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| カーポートの広さ | 2台用(約30㎡) |
| 積雪量 | 例年以上の大雪 |
| 雪の状態 | 湿った重い雪 |
| 折板の状態 | 18年経過で劣化 |
| 結果 | 複数箇所で凹み・雨樋も歪み |
👉 大雪の重みが設計荷重を超え、折板屋根が凹んでしまいました。
「凹んだまま」放置するリスク
折板屋根が凹んだまま放置すると、さまざまなリスクがあります。
放置のリスク
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 強度がさらに低下 | 次の雪でさらに凹む |
| 雨漏り | 凹みに水が溜まりやすくなる |
| サビの進行 | 水が溜まる部分からサビが広がる |
| 見た目が悪い | ボコボコの屋根は目立つ |
| 最悪の場合、倒壊 | 耐荷重を大幅に超えると危険 |
| 車への被害 | 落雪・倒壊で車が傷つく |
C様の懸念
「凹んでいるところに水が溜まるんじゃないかと心配でした。そこからサビが広がったり、次の冬にまた雪が乗ったらもっとひどくなると思って。早く直さなきゃと思いました」
👉 凹んだ折板屋根は放置せず、早めの対応が大切です。
折板屋根と雨樋をセットで交換するメリット
C様邸では、折板屋根と雨樋をセットで交換しました。
セット工事のメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 同時に解決 | 両方の問題を一度に |
| 効率的な施工 | 屋根と雨樋は接続しているため効率的 |
| 被害原因が同じ | 雪害として一括対応 |
| 保険申請が一度で済む | まとめて申請できる |
| 見た目の統一 | 同時に新しくなる |
| 仕上がりがきれい | 屋根と雨樋の取り合いが美しく |
なぜ一緒に交換した方がいいのか
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 接続部分の問題 | 屋根だけ替えると雨樋との接続に段差・隙間が出る場合も |
| 同時期の劣化 | 同じ18年間使用しているため、同じように劣化 |
| 作業効率 | 屋根を外す際に雨樋も外すため、一緒の方がスムーズ |
| コスト | 別々にやるより工賃が抑えられる |
C様の判断 「屋根だけ替えて雨樋がボロボロのままじゃ、また漏れますよね。どうせなら両方新しくした方がいいと思いました。保険も一度に申請できて楽でした」
施工内容:折板屋根交換+雨樋交換工事















C様邸のカーポートでは、折板屋根と雨樋をセットで交換しました。
折板屋根交換工事
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 既存撤去 | 凹んだ折板屋根をすべて撤去 |
| フレーム確認 | カーポートの骨組みの傷みをチェック |
| フレーム補修 | 歪み・サビがあれば補修 |
| 新規折板設置 | ガルバリウム鋼板製の新品折板を設置 |
| ボルト固定 | すべての固定箇所をしっかり締める |
| シーリング処理 | 接合部の防水処理 |
雨樋交換工事
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 既存撤去 | 歪んだ軒樋・破損した金具を撤去 |
| 取付部確認 | 雨樋取付部の傷みをチェック |
| 新規金具設置 | 新品金具を適切な間隔で設置 |
| 新規雨樋設置 | 正確な勾配で軒樋・縦樋を設置 |
| 接続確認 | 屋根との接続・継ぎ目をしっかり固定 |
| 排水テスト | 実際に水を流して確認 |
施工のポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 耐雪仕様の検討 | 積雪荷重に強いタイプを選定 |
| 排水設計 | 雪解け水がスムーズに流れるよう勾配調整 |
| サビ対策 | ガルバリウム鋼板でサビに強い |
| 美観 | 色を統一してきれいな仕上がり |
ビフォーアフター:C様邸カーポートはこう変わった
折板屋根
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 形状 | 凹み・たわみ(複数箇所) | 平らできれい |
| 強度 | 低下 | 新品の強度 |
| サビ | 一部発生 | なし(ガルバリウム鋼板) |
| 塗装 | 剥がれ・色あせ | 新品の美しい色 |
| 固定 | ボルト緩み | しっかり固定 |
雨樋
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 軒樋の形状 | 大きく歪み | まっすぐで正確な勾配 |
| 金具 | 破損・外れ | 新品でしっかり固定 |
| 継ぎ目 | 隙間・漏水 | 新品で漏水ゼロ |
| 排水機能 | 不良 | スムーズに排水 |
その他
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 費用負担 | 全額自己負担の予定 | 火災保険で大幅軽減 |
| カーポートの印象 | ボコボコで古い | きれいで新しい |
| 車の保護 | 不安 | しっかり守れる |
C様の感想 「新しい屋根はピカピカで、カーポート全体が若返った感じがします。凹んでいたのが恥ずかしかったんですが、今は堂々と車を停められます。雨樋も新しくなって、雨の日もちゃんと排水できています。しかも火災保険で費用がかなり抑えられて、本当に助かりました。大雪で壊れたときは落ち込みましたが、新しくなって逆に良かったです」
火災保険(雪災)で費用負担を大幅軽減
C様邸では、火災保険の雪災補償が適用され、費用負担を大幅に軽減できました。
火災保険の雪災補償とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補償対象 | 雪・積雪・落雪・雪崩による被害 |
| カーポートの場合 | 積雪荷重による屋根の凹み・変形・破損など |
| 雨樋の場合 | 積雪荷重による歪み・破損など |
| 適用条件 | 加入している保険に雪災補償が含まれていること |
対象になりやすいケース
| ケース | 対象の可能性 |
|---|---|
| 積雪で折板屋根が凹んだ | ◎ 対象になりやすい |
| 積雪で雨樋が歪んだ | ◎ 対象になりやすい |
| 落雪でカーポートが破損 | ◎ 対象になりやすい |
| 積雪荷重で金具が外れた | ◎ 対象になりやすい |
| 純粋な経年劣化 | × 対象外 |
C様邸の申請結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請内容 | 積雪荷重による折板屋根の凹み・雨樋の歪み |
| 認定 | 雪災として認定 |
| 対象範囲 | 折板屋根交換+雨樋交換 |
| 保険金 | 工事費用の大部分をカバー |
| 自己負担 | 大幅に軽減 |
C様の感想 「カーポートも火災保険で直せるんですね。知りませんでした。屋根と雨樋、両方とも保険が使えて、自己負担はかなり抑えられました。保険を使わなかったら、何十万円も自分で払うところでした」
👉 カーポートの雪害も火災保険の対象になります。 当社では申請サポートも行っています。
盛岡市の気候とカーポートへの影響
盛岡市はカーポートへの積雪被害が発生しやすい地域です。
盛岡市の気候の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 岩手県中央部、北上盆地の北部 |
| 冬の気温 | 寒い(最低気温-10℃以下も) |
| 積雪量 | 多い |
| 積雪期間 | 12月〜3月頃 |
| 雪質 | 湿った重い雪も多い |
盛岡市でカーポートが被害を受けやすい理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 積雪量が多い | 荷重が大きい |
| 湿った重い雪 | 新雪より重い |
| 溶けにくい | 気温が低く、溶けずに積み重なる |
| 雪下ろしが難しい | カーポートの雪下ろしは危険 |
カーポートの積雪対策
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 耐雪仕様を選ぶ | 積雪荷重に強いタイプ |
| 定期的な雪下ろし | 危険なので業者に依頼も |
| 補強 | サポート柱の追加など |
| 早めの交換 | 劣化したら早めに対応 |
👉 盛岡市では、カーポートの積雪対策が重要です。
カーポートの劣化サイン|こんな症状があれば要注意
カーポートの折板屋根・雨樋、こんな症状はありませんか?
折板屋根の劣化サイン
✅ 屋根が凹んでいる・たわんでいる ✅ サビが発生している ✅ 塗装が剥がれている・色あせている ✅ ボルトが緩んでいる・外れている ✅ 雨漏りしている ✅ 設置から15年以上経過
雨樋の劣化サイン
✅ 雨樋が歪んでいる・曲がっている ✅ 金具が外れている・サビている ✅ 継ぎ目から水が漏れている ✅ 雨の日に水があふれる ✅ 白っぽく変色している
大雪の後に確認すべきこと
✅ 屋根に凹み・たわみがないか ✅ 雨樋が歪んでいないか ✅ フレーム(骨組み)に異常がないか ✅ ボルトが緩んでいないか
➡ 大雪の後は、カーポートの状態を確認してください。
よくある質問|カーポートの雪害
Q. 折板屋根だけ交換できますか? A. 可能ですが、雨樋も傷んでいる場合は一緒に交換した方が効率的です。
Q. カーポートの屋根交換にはどれくらいかかりますか? A. カーポートの大きさ・状態によりますが、2台用で数十万円程度が目安です。火災保険が使えれば大幅に軽減できます。
Q. 耐雪仕様のカーポートに替えられますか? A. 屋根材の交換だけで対応できる場合もあれば、フレームごと交換が必要な場合もあります。現地調査で判断します。
Q. カーポートの雪下ろしはした方がいいですか? A. 積雪量が多い場合はした方が良いですが、危険なので無理は禁物です。業者に依頼するか、下から長い棒で落とす方法もあります。
Q. カーポートの被害も火災保険で直せますか? A. はい。雪災補償が含まれている火災保険であれば、対象になる可能性が高いです。
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