【岩手版】外壁材別に見る!サイディング・モルタル・ALCの塗装方法と耐久性ガイド

この記事でわかること

  • 岩手の住宅に多い外壁材の特徴と劣化サイン
  • サイディング・モルタル・ALCの塗装方法とおすすめ塗料
  • 雪・凍害・寒暖差に強い塗装仕様とメンテナンスのコツ
  • 岩手県内の地域(盛岡・花巻・北上など)別の気候対応ポイント

岩手で多い外壁材の種類と特徴

岩手県は寒暖差が激しく、冬場の凍結融解が頻発するエリア
そのため、外壁材ごとに劣化の進行速度が異なり、メンテナンス周期も地域で変化します。

外壁材主な特徴メリット注意点
サイディング岩手の戸建住宅の約7割が採用デザインが豊富でコスパ◎コーキング劣化・凍害に注意
モルタル昭和〜平成初期の住宅に多い重厚感と高気密クラック(ひび割れ)・凍害に弱い
ALC(軽量気泡コンクリート)高断熱・高耐火・ハウスメーカー住宅に多い防火・断熱性能◎防水塗装を怠ると劣化が早い

サイディング外壁の塗装ポイント【岩手の主流】

岩手の新築住宅の大半を占める窯業系サイディングは、
気温差や積雪の影響で目地のコーキング割れや塗膜の浮きが発生しやすい素材です。

❄️ 塗装時期の目安

  • 初回塗装:新築から10〜12年
  • 再塗装:8〜10年ごと

✅ 岩手向けおすすめ塗料

塗料タイプ特徴岩手での適性
シリコン塗料標準的な耐久力コスパ重視・一般住宅向け
フッ素塗料高耐候性で雪・紫外線に強い寒冷地での凍害対策に最適
無機塗料超耐久・汚れに強い凍結融解による膨れを防止

💡 ポイント
岩手では「凍害」「紫外線」「結露」の三重苦が起きやすい地域。
そのため、弾性下塗り+高耐候トップコートのW構成が効果的です。


モルタル外壁の塗装ポイント【凍害対策が必須】

モルタル外壁は重厚感があり断熱性も高いですが、
岩手のような寒冷地では凍害やひび割れが発生しやすいため、塗装での保護が重要です。

❄️ 塗装時期の目安

  • 8〜12年周期が理想

✅ 塗装手順と注意点

  1. 高圧洗浄+クラック補修(シーリング・樹脂モルタル)
  2. 弾性下塗り(微弾性フィラー)で防水性向上
  3. 上塗りはフッ素・無機塗料で高耐候化

🧱 特に内陸部(盛岡・花巻・北上)は、朝晩の温度差による塗膜伸縮が激しく、
弾性塗料を使うことでひび割れを吸収しやすくなります。


ALC外壁の塗装ポイント【防水性が命】

ALC(軽量気泡コンクリート)は岩手の積雪・風雪に強い素材ですが、
吸水性が高く、塗装による防水が弱まると内部凍結で膨れや剥離を起こします。

❄️ 塗装時期の目安

  • 10〜15年に1回が理想

✅ 岩手向け塗装仕様

工程内容効果
高圧洗浄ホコリ・苔除去下地密着を強化
防水プライマー吸水防止処理凍害・結露防止
上塗り(無機 or フッ素)高耐候・防水仕上げ長期防水と耐久

💧 岩手沿岸部(釜石・宮古)では潮風による塩害
内陸部では凍害が問題になるため、防水+耐塩塗料が最適です。


岩手の気候別メンテナンス戦略

地域気候特徴おすすめ塗料塗装周期
盛岡・花巻寒暖差・凍害フッ素・無機塗料約10年
宮古・釜石湿気・塩害耐塩性無機塗料約8年
北上・奥州乾燥+寒冷シリコン+弾性下地約10〜12年

☃️ 雪や雨が多い岩手では、**「防水性+耐凍性」**が両立した塗料を選ぶことで
塗膜の剥がれ・色あせを大幅に防げます。


岩手での外壁塗装費用目安と耐用年数

外壁材耐用年数施工費用目安(30坪)メンテナンス周期
サイディング25〜30年約80〜120万円約10年
モルタル20〜25年約90〜130万円約8〜12年
ALC30年以上約100〜150万円約10〜15年

※費用は岩手県全域(盛岡・北上・花巻・奥州)の平均相場(建造調べ)


塗装シーズンと冬期対策

岩手では11月〜3月が降雪期のため、塗装は春・秋がベストシーズンです。

季節おすすめ度理由
春(4〜6月)安定気温で乾燥も良好
秋(9〜11月)冬前に塗膜形成が完了
夏(7〜8月)高温多湿で乾燥管理が必要
冬(12〜3月)凍結対策が必要(建造では対応可)

❄️ 建造では、低温硬化型塗料+仮設養生+温風乾燥を組み合わせ、
冬季も施工可能。寒冷地専用の「冬期塗装仕様」を採用しています。


まとめ|岩手の外壁を守る「素材別メンテナンス戦略」

  • サイディング外壁:コーキング補修+高耐候塗料
  • モルタル外壁:弾性下塗り+無機塗料で凍害対策
  • ALC外壁:防水プライマー+フッ素塗料で長期耐久
  • ベストシーズン:春 or 秋施工で塗膜安定性◎

株式会社建造は岩手県全域で7,000件以上の施工実績
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