「雪解けの時期に見たら、軒樋がぐにゃっと歪んでいて…」滝沢市M様が選んだ雨樋交換リフォーム - 岩手の住まいを守り続けて37年。屋根・外壁・水回り・災害復旧の専門会社【株式会社建造】

「雪解けの時期に見たら、軒樋がぐにゃっと歪んでいて…」滝沢市M様が選んだ雨樋交換リフォーム

「毎年冬になると屋根に雪が積もるんですが、春になって雪が解けた頃に見たら、軒樋がぐにゃっと歪んでいたんです。去年まではこんなじゃなかったのに…。雪の重みでこうなったんでしょうか?」

岩手県滝沢市にお住まいのM様からいただいたのは、積雪による軒樋の歪みに関するご相談でした。

滝沢市は盛岡市の北西に隣接し、岩手山の麓に位置する高原都市。標高が高く、盛岡市街地より積雪量が多い地域です。

M様邸は築20年。毎年冬は屋根に雪が積もりますが、これまで雨樋のトラブルはありませんでした。しかし今年の春、雪解け後に軒樋を見上げると中央部分が大きく下にたわみ、歪んでいるのを発見。よく見ると金具も曲がり、継ぎ目にも隙間ができていました。

「20年間大丈夫だったのに、急にダメになるものなんですね…」

そんなM様のお悩みを解消するため、積雪に強い仕様での雨樋全面交換工事を実施しました。


現地調査で見つかった課題

M様邸を調査したところ、以下の症状が確認されました。

① 軒樋の歪み・たわみ 軒樋の中央部が大きく下方向に歪み、V字型にたわんでいました。積雪荷重によるものです。

② 金具の曲がり・破損 軒樋を支える金具が積雪の重みで曲がり、一部は完全に破損。軒樋を支えきれなくなっていました。

③ 継ぎ目の隙間・破断 軒樋の歪みに伴い、継ぎ目が引っ張られて隙間が発生。雨水が漏れる状態になっていました。

④ 勾配の狂い 本来は集水器に向かって傾斜しているはずの軒樋が、歪みによって逆勾配に。水がスムーズに流れなくなっていました。

⑤ 素材の経年劣化 20年間の紫外線と寒暖差で、雨樋本体が硬化。弾力性が失われ、積雪荷重に耐えられなくなっていました。

⑥ 他の面も劣化 歪みが発生した面以外も確認したところ、同様に劣化が進行。いつ同じ状態になってもおかしくない状況でした。

👉 なぜ今年になって歪んだのか

  • 20年間の劣化で素材が限界に近づいていた
  • 金具もサビ・劣化で弱っていた
  • 今年の積雪が「最後の一押し」になった
  • 経年劣化と積雪荷重のダブルパンチ

積雪で雨樋が歪むメカニズム

M様のように、積雪で雨樋が歪む被害は珍しくありません。

積雪荷重のメカニズム

段階内容
① 雪が積もる屋根・軒先に雪が積もる
② 軒樋にも積雪軒樋の上にも雪がたまる
③ 雪が水分を含む降り積もった雪が重くなる
④ 荷重が増大金具・軒樋に負担がかかる
⑤ 耐えきれず変形金具が曲がり、軒樋が歪む

積雪荷重の重さ

雪の状態1㎥あたりの重さ
新雪(降ったばかり)約50〜100kg
しまり雪(数日後)約150〜250kg
ざらめ雪(融雪期)約300〜500kg

👉 たとえば、軒樋1メートルあたりに10cmの雪が積もった場合…

  • 新雪なら約0.5〜1kg
  • ざらめ雪なら約3〜5kg
  • 軒樋全体では数十kgの荷重

雨樋が耐えられる荷重

状態耐荷重の目安
新品(適切な金具間隔)十分な余裕あり
10年経過やや余裕あり
15〜20年経過限界に近い
金具がサビ・緩み大幅に低下
素材が硬化変形しやすい

👉 M様邸は築20年で素材が劣化し、積雪荷重に耐える力が低下していました。


施工内容:積雪に強い雨樋(U105)全面交換

M様邸では、積雪地域仕様で雨樋の全面交換を実施しました。

工程内容
既存撤去歪んだ軒樋・曲がった金具・劣化した縦樋を撤去
下地確認破風板・鼻隠しの傷みをチェック
下地補修金具が曲がった箇所のビス穴補修など
新規金具設置積雪対応の間隔で新品金具を設置
新規雨樋設置正確な勾配で軒樋・縦樋・集水器を設置
継ぎ目処理しっかりとシーリング処理
排水テスト実際に水を流して排水状態を確認

積雪対策のポイント

対策内容
金具間隔を詰める通常60cm→45cmに変更し、荷重を分散
金具の強度アップ太めの金具を使用
耐候性の高い素材寒暖差に強い雨樋を選定
継ぎ目の強化引っ張りに強い処理

施工のポイント: 金具の間隔を通常の60cmから45cmに詰めて設置。1箇所あたりの負担を軽減し、積雪荷重に強い仕様にしました。


ビフォーアフター:M様邸はこう変わった

項目BeforeAfter
軒樋の形状V字にたわみ・歪みまっすぐで正確な勾配
金具曲がり・破損新品・間隔を詰めて強化
金具間隔60cm(標準)45cm(積雪対応)
継ぎ目隙間・漏水しっかり固定
素材の状態硬化・脆化新品で弾力性回復
勾配逆勾配で水たまり正確な勾配で排水
積雪への耐性限界を超えて歪み大幅に向上

M様の感想 「20年間何ともなかったので油断していました。雪が多い地域だから、金具を詰めて付けてもらったのは安心です。来年の冬はもう心配しなくて済みます。これならあと20年は持つかな?」


滝沢市の気候と積雪

滝沢市は盛岡市の北西に隣接し、岩手山の麓に広がる高原都市。その立地から、積雪量が多い地域です。

滝沢市の積雪の特徴

特徴内容
標高が高い盛岡市街地より50〜100m以上高い場所も
積雪量が多い盛岡市街地より多い傾向
気温が低い雪が解けにくく、長期間残る
岩手山からの風吹き溜まりができやすい
寒暖差が大きい昼夜の気温差で凍結・融解を繰り返す

盛岡市街地との比較

項目盛岡市街地滝沢市(特に高台)
積雪量標準多い
気温標準2〜3℃低い
雪解け早い遅い
積雪期間標準長い
雨樋への負担大きいさらに大きい

積雪が雨樋に与える影響

影響内容
荷重による歪み軒樋が下に曲がる
金具の破損重みで曲がる・外れる
継ぎ目の破断引っ張られて隙間ができる
勾配の狂い歪みで水が流れなくなる
落雪被害雪と一緒に軒樋が落下

👉 滝沢市では、積雪対策を考慮した雨樋の設計・施工が重要です。


「今まで大丈夫だった」のに歪んだ理由

M様が疑問に思われていたのは、**「20年間大丈夫だったのに、なぜ今年になって歪んだのか」**という点でした。

経年劣化の進行

年数雨樋の状態
〜10年積雪にも十分耐える余裕あり
10〜15年少しずつ劣化が進行
15〜20年素材の硬化、金具のサビが進む
20年〜限界に近い状態

「最後の一押し」になる条件

条件内容
例年より積雪量が多い通常より大きな荷重がかかる
湿った重い雪同じ量でも荷重が大きい
長期間雪が残った荷重がかかる時間が長い
気温変化で凍結・融解繰り返しで素材にダメージ

M様邸のケース

要因内容
築20年素材・金具が寿命に近い
金具のサビ固定力が低下していた
素材の硬化弾力性がなくなっていた
今年の積雪「最後の一押し」になった

👉 「大丈夫だった」のではなく、「たまたま持ちこたえていた」状態でした。


積雪に強い雨樋にするポイント

積雪地域で雨樋を長持ちさせるには、設計・施工時の対策が重要です。

金具の工夫

対策効果
間隔を詰める荷重を分散(60cm→45cm)
太い金具を使う強度アップ
ステンレス製サビにくく長持ち
しっかり固定緩みにくい

雨樋本体の選び方

ポイント内容
耐候性寒暖差に強い素材
肉厚厚みがある方が丈夫
形状角型は容量が大きく荷重分散
信頼性実績のあるメーカー品

設置時の注意点

注意点内容
正確な勾配水がスムーズに流れるように
継ぎ目の処理引っ張りに強い処理
下地の確認鼻隠しがしっかりしているか
雪止めとの関係落雪の経路も考慮

👉 M様邸では、金具間隔を45cmにして積雪に強い仕様にしました。


雪止めと雨樋の関係

積雪地域では、雪止めの有無も雨樋に影響します。

雪止めのメリット・デメリット

項目メリットデメリット
落雪防止雪が一気に落ちず安全軒先に雪がたまりやすい
雨樋への影響落雪の衝撃を防げる荷重が長時間かかる
安全性人や物への落雪被害防止過積載のリスク

雪止めがある場合の注意

注意点内容
軒先への積雪増加雪がたまりやすい
雨樋への荷重増大長時間荷重がかかる
金具の強化が重要間隔を詰めて対応
定期点検毎年春に状態確認

雪止めがない場合の注意

注意点内容
落雪の衝撃雪と一緒に雨樋が落ちる危険
巻き込み軒樋を引きずり落とす
突然の被害いつ落ちるかわからない

👉 M様邸には雪止めがあり、軒先に雪がたまりやすい状態でした。 金具の強化で対応しています。


雨樋の劣化サイン|こんな症状があれば要注意

ご自宅の雨樋、こんな症状はありませんか?

積雪被害のサイン

✅ 軒樋が下にたわんでいる・歪んでいる ✅ 金具が曲がっている・外れている ✅ 継ぎ目に隙間ができている ✅ 雨水があふれる・うまく流れない ✅ 雪解け後に異常が見つかった

劣化のサイン

✅ 雨樋が白っぽく変色している ✅ 触ると硬い・弾力がない ✅ 金具がサビている ✅ 築15年以上で一度も交換していない ✅ 積雪地域に住んでいる

➡ 1つでも当てはまる場合は、早めの点検をおすすめします。


雪解け後の点検のすすめ

積雪地域では、毎年春の雪解け後に雨樋を点検することをおすすめします。

雪解け後のチェックポイント

チェック箇所確認内容
軒樋の形状たわみ・歪みがないか
金具曲がり・外れ・サビがないか
継ぎ目隙間・漏水がないか
縦樋外れ・破損がないか
排水水がスムーズに流れるか
外壁雨だれ跡がないか

点検のタイミング

タイミング理由
雪解け直後(3〜4月)冬のダメージを確認
梅雨前(5〜6月)雨シーズン前に対策
秋(10〜11月)冬に備えて確認

👉 毎年春に点検することで、M様邸のような大きな被害になる前に対処できます。


よくある質問|積雪と雨樋

Q. 積雪で歪んだ軒樋だけ交換できますか? A. 技術的には可能ですが、築15年以上で全体が劣化している場合は、他の面も同様に弱っています。全面交換をおすすめすることが多いです。

Q. 金具の間隔を詰めるとどれくらい強くなりますか? A. 60cmから45cmに変更すると、金具の数が約1.3倍に。単純計算で耐荷重も1.3倍程度になります。

Q. 雪下ろしをすれば雨樋は守れますか? A. 効果はありますが、雪下ろし中に雨樋を傷つけるリスクもあります。無理のない範囲で行い、雨樋周辺は慎重に作業してください。

Q. 雪止めを外した方がいいですか? A. 雪止めは落雪防止に重要です。外すより、雨樋・金具を積雪に強い仕様にすることをおすすめします。

Q. 火災保険は使えますか? A. 積雪荷重による破損は「雪災」として火災保険が適用される可能性があります。当社で申請サポートも行っています。


火災保険が使えるケースも

雨樋の破損が**雪害(積雪荷重・落雪)**によるものであれば、火災保険が適用される可能性があります。

対象になりやすいケース

  • 積雪荷重で軒樋が歪んだ・変形した
  • 積雪荷重で金具が曲がった・外れた
  • 落雪で雨樋が破損した
  • 凍結で継ぎ目が破断した

申請の流れ

  1. 被害発見後すぐに写真撮影(全景・近景・日付入り)
  2. 施工店へ原因特定と復旧見積を依頼
  3. 保険会社へ連絡し申請書類を準備
  4. 承認後に工事実施

注意: 純粋な経年劣化は対象外ですが、「積雪がきっかけで破損した」場合は適用される可能性があります。当社では申請サポートも行っています。


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