
「ふと軒下を見上げたら、軒天にシミができていたんです。気になって脚立で近づいて触ってみたら、ブヨブヨしていて…。『これはまずい』と思って連絡しました。まさか雨樋が原因だったとは思いませんでした」
岩手県滝沢市にお住まいのN様からいただいたのは、軒天のシミに関するご相談でした。
滝沢市は盛岡市の北西に隣接し、岩手山の東麓に広がる住宅都市。標高が高く、積雪量も多い地域です。
N様邸は築21年。軒天(屋根の軒先の裏側部分)にシミを発見し、触ると柔らかくなっている状態でした。調査の結果、雨樋の継ぎ目からの漏水が長年軒天にかかり続け、軒天材を傷めていたことが判明。
「軒天のシミを見たときは『雨漏り?』と思ったけど、原因は雨樋だった。雨樋がこんな被害を引き起こすなんて知りませんでした」
そんなN様のお悩みを解消するため、雨樋の全面交換工事と軒天の補修工事をセットで実施し
現地調査で見つかった課題












軒天の症状
① 軒天のシミ・変色 軒天の一部に茶色いシミができていました。雨水が繰り返しかかった痕跡です。
② 軒天材のふやけ・ブヨブヨ シミの部分を触ると、軒天材(ケイカル板)が水分を吸って柔らかくなっていました。
③ 塗膜の剥がれ シミ周辺の塗膜が剥がれ、下地が露出していました。
④ カビ・苔の発生 湿気が溜まりやすい状態のため、一部にカビが発生していました。
雨樋の症状(軒天被害の原因)
⑤ 継ぎ目からの漏水 軒天のシミの真上にある雨樋の継ぎ目から、水が漏れていました。これが軒天被害の原因でした。
⑥ 雨樋全体の劣化 21年間の経年劣化で、雨樋全体が白っぽく変色・硬化。継ぎ目以外にも劣化が進んでいました。
⑦ 軒樋のたわみ・勾配不良 積雪荷重の影響で軒樋がたわみ、排水効率が低下。漏水を悪化させていました。
⑧ 金具のサビ・緩み 金具にサビが発生し、固定力が低下していました。
👉 N様が発見した「軒天のシミ」の原因は、雨樋の継ぎ目からの漏水でした。
「軒天」とは?その役割と重要性
「軒天」という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。
軒天とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 屋根の軒先の裏側部分 |
| 別名 | 軒裏、軒天井、軒裏天井 |
| 素材 | ケイカル板、合板、金属など |
| 見える場所 | 外から見上げると見える |
軒天の役割
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 美観 | 屋根裏を隠し、外観を整える |
| 防火 | 火災時に屋根裏への延焼を防ぐ |
| 換気 | 屋根裏の換気を助ける(換気口付きの場合) |
| 保護 | 屋根の構造材を風雨から守る |
| 小動物の侵入防止 | 鳥・ネズミなどの侵入を防ぐ |
軒天が傷むとどうなる
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 美観の低下 | シミ・剥がれ・変色で見た目が悪く |
| 構造材への影響 | 水分が屋根の木材に達する |
| 小動物の侵入 | 穴が開くとスズメバチ・鳥が入る |
| 断熱性の低下 | 屋根裏の環境悪化 |
| 雨漏りのリスク | 最悪の場合、室内にも |
👉 軒天は「見えにくいけど重要な部分」です。 N様のように、シミを見つけたら早めの対処が必要です。
雨樋の漏水が軒天を傷めるメカニズム
N様邸では、雨樋の漏水が軒天を傷めていました。そのメカニズムを解説します。
被害が発生する流れ
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ① 雨樋の継ぎ目が劣化 | シーリングが劣化し、隙間ができる |
| ② 雨水が漏れる | 隙間から水が漏れ落ちる |
| ③ 軒天にかかる | 漏れた水が軒天に当たる |
| ④ 繰り返しで浸透 | 雨のたびに水がかかり続ける |
| ⑤ 軒天材が水分を吸う | 徐々に水分が浸透 |
| ⑥ シミ・変色が発生 | 目に見える症状が出る |
| ⑦ 素材がふやける | 軒天材が柔らかくなる |
| ⑧ 剥がれ・穴あき | 最悪の場合、穴が開く |
N様邸の状況
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 漏水箇所 | 雨樋の継ぎ目(軒天の真上) |
| 漏水期間 | 推定3〜5年(気づかないうちに) |
| 軒天の被害 | シミ・ふやけ・塗膜剥がれ |
| 進行度 | 中程度(穴は開いていない) |
👉 N様が早めに気づいたことで、穴が開く前に対処できました。
施工内容:雨樋全面交換工事









様邸では、雨樋の全面交換と軒天の補修をセットで実施しました。
雨樋工事
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 既存撤去 | 劣化した軒樋・縦樋・集水器・金具を撤去 |
| 下地確認 | 破風板・鼻隠しの傷みをチェック |
| 下地補修 | 漏水の影響を受けた箇所を補修 |
| 新規金具設置 | **積雪対応の間隔(45cm)**で新品金具を設置 |
| 新規雨樋設置 | 正確な勾配で軒樋・縦樋・集水器を設置 |
| 接続確認 | すべての接続部分を確実に固定 |
| 排水テスト | 実際に水を流して排水状態を確認 |
軒天工事
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 被害範囲の確認 | シミ・ふやけの範囲を特定 |
| 傷んだ部分の撤去 | ふやけた軒天材を除去 |
| 下地の確認・乾燥 | 下地の木材の状態を確認、乾燥させる |
| 新規軒天材の設置 | ケイカル板で補修 |
| 塗装 | 周囲と色を合わせて塗装 |
| 仕上げ確認 | 見た目・強度を確認 |
セット工事のメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 原因と被害を同時に解消 | 根本解決 |
| 足場の共有 | 別々にやるより足場代が節約 |
| 工期の短縮 | まとめて施工で効率的 |
| 仕上がりの統一 | 同時に新しくなり、見た目が揃う |
施工のポイント: 雨樋の漏水が原因だったため、まず雨樋を交換してから軒天を補修。順序を逆にすると、また漏水で傷む可能性があるためです。
ビフォーアフター:N様邸はこう変わった
軒天
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| シミ | 茶色いシミあり | きれいに補修 |
| 素材の状態 | ふやけてブヨブヨ | 新品で硬い |
| 塗膜 | 剥がれ | 新しく塗装 |
| カビ | 一部発生 | 除去・塗装 |
| 見た目 | 傷みが目立つ | 周囲と統一 |
雨樋
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 継ぎ目 | 漏水(軒天被害の原因) | 新品で漏水ゼロ |
| 軒樋の形状 | たわみ・勾配不良 | まっすぐで正確な勾配 |
| 素材の状態 | 白化・硬化 | 新品で弾力性回復 |
| 金具 | サビ・緩み | 新品・積雪対応間隔 |
N様の感想 「軒天のシミを見たときは、正直焦りました。『雨漏りだったらどうしよう』と思って。でも、原因が雨樋だとわかってホッとしました。雨樋と軒天を一緒に直してもらって、見た目もきれいになったし、これで安心です。早めに気づいて良かった」
「軒天のシミ」を見つけたら
N様のように、軒天にシミを見つけた場合の対応をご紹介します。
シミの原因として考えられるもの
| 原因 | 可能性 |
|---|---|
| 雨樋からの漏水 | ◎ 高い(N様のケース) |
| 屋根からの雨漏り | ○ ある |
| 外壁からの浸水 | ○ ある |
| 結露 | △ 状況による |
| 配管からの水漏れ | △ 軒天の位置による |
シミを見つけたらやること
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 写真を撮る | 記録として残す |
| ② 触ってみる | 硬いか、柔らかいか確認 |
| ③ 雨樋を確認 | シミの近くの雨樋に問題がないか |
| ④ 業者に相談 | 原因を特定してもらう |
| ⑤ 早めに対処 | 放置すると被害が拡大 |
放置するとどうなる
| 期間 | 状態 |
|---|---|
| 数ヶ月 | シミが広がる |
| 1〜2年 | 素材がふやけ、塗膜が剥がれる |
| 3〜5年 | 穴が開く可能性、カビ・腐食が進行 |
| 5年以上 | 下地の木材まで腐食、構造への影響 |
👉 N様は早めに気づいたことで、被害を最小限に抑えられました。
軒天の劣化サイン
軒天の劣化は、下から見上げると確認できます。
軒天の劣化サイン
✅ シミ・変色がある ✅ 塗膜が剥がれている・浮いている ✅ 触ると柔らかい・ブヨブヨしている ✅ カビ・苔が生えている ✅ ひび割れがある ✅ 穴が開いている ✅ 色褪せている・白っぽくなっている ✅ 板が反っている・浮いている
確認のポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 雨樋の下 | 漏水の影響を受けやすい |
| 北側 | 日当たりが悪く、湿気がこもりやすい |
| 軒先 | 雨風の影響を受けやすい |
| 換気口周辺 | 湿気が出入りする場所 |
➡ 軒天は普段見上げない場所。定期的にチェックすることをおすすめします。
滝沢市の気候と軒天・雨樋への影響
滝沢市は岩手山の東麓に広がる住宅都市で、軒天・雨樋に厳しい環境です。
滝沢市の気候と影響
| 気候条件 | 軒天への影響 | 雨樋への影響 |
|---|---|---|
| 夏の暑さ・紫外線 | 塗膜の劣化 | 素材の劣化・硬化 |
| 冬の積雪 | 凍結による素材の傷み | 荷重による変形 |
| 厳しい寒さ | 凍結・融解で素材にダメージ | 凍結破損のリスク |
| 大きな寒暖差 | 塗膜のひび割れ | 継ぎ目の劣化 |
| 湿度の高い時期 | カビ・苔の発生 | 金具のサビ |
滝沢市で注意すべきこと
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 雨樋の漏水 | 軒天に直接影響する |
| 積雪の重み | 雨樋の変形→漏水→軒天被害 |
| 凍結・融解 | 継ぎ目の劣化が進みやすい |
| 北側の軒天 | 特に湿気がこもりやすい |
👉 滝沢市では、雨樋と軒天の両方に注意が必要です。
よくある質問|軒天のシミ・雨樋との関係
Q. 軒天のシミは必ず雨樋が原因ですか? A. いいえ。雨漏り・外壁からの浸水・結露など、他の原因の場合もあります。現地調査で原因を特定します。
Q. 軒天だけ直すことはできますか? A. 技術的には可能ですが、原因(雨樋の漏水など)を直さないと、また傷みます。原因と被害を同時に解消することをおすすめします。
Q. 軒天の補修は何日くらいかかりますか? A. 被害の範囲によりますが、雨樋交換とセットで2〜3日程度が目安です。
Q. 軒天の下地(木材)まで傷んでいたらどうなりますか? A. 下地の補修も必要になります。N様邸は下地は無事でしたが、放置すると下地まで腐食する可能性があります。
Q. 軒天の色は元通りになりますか? A. 補修部分を塗装して周囲と色を合わせます。経年で周囲の色が変わっている場合、多少の差は出ることがあります。
火災保険が使えるケースも
雨樋の破損が雪害・風災によるものであれば、火災保険が適用される可能性があります。
対象になりやすいケース
- 積雪荷重で雨樋が変形した
- 強風で金具が外れた・雨樋が歪んだ
- 落雪で雨樋が破損した
- 凍結で継ぎ目が破断した
軒天の被害も対象になる場合
- 雪害・風災による雨樋の破損が原因で、軒天に被害が及んだ場合は、軒天の補修も対象になる可能性があります。
注意: 純粋な経年劣化は対象外です。当社では申請サポートも行っています。
滝沢市・盛岡市・雫石町で雨樋・軒天のお悩みなら
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軒天のシミ、放置せずにご相談ください!











