
「今年の冬は雪が多かったですよね。春になって雪が溶けたら、雨樋がグニャッと曲がっているのに気づいたんです。金具も何か所か外れていて、一部は完全に壊れていました。雪の重みでここまでなるとは思っていなくて、正直ショックでした」
岩手県滝沢市にお住まいのT様からいただいたのは、大雪による雨樋の歪み・破損に関するご相談でした。
滝沢市は盛岡市の北西に隣接し、岩手山の東麓に広がる住宅都市。標高が高く、県内でも積雪量が多い地域です。
T様邸は築40年。毎年冬を越してきましたが、今年は例年以上の大雪。春先に雪が溶けてから雨樋を確認すると、軒樋が大きく歪み、金具が外れ、一部は完全に破損している状態でした。T様は「まさか雪でここまで壊れるとは」と驚かれていました。
「毎年雪は降るけど、今年は特にひどかった。雨樋がこんなことになるなんて、もっと早く気づいていれば…」
そんなT様のお悩みを解消するため、雨樋の全面交換工事を実施しました。なお、今回の被害は火災保険(雪災)が適用され、費用負担を軽減することができました。
現地調査で見つかった課題















T様邸を調査したところ、以下の症状が確認されました。
① 軒樋の大きな歪み・変形 大雪の重みで、軒樋が大きく歪み・変形していました。特に雪が溜まりやすい北側の被害が深刻でした。
② 金具の破損・脱落(複数箇所) 積雪荷重に耐えきれず、金具が複数箇所で破損・脱落。残った金具だけで辛うじて支えている危険な状態でした。
③ 軒樋の一部が完全に破損 歪みが激しい箇所では、軒樋自体が割れて破損していました。
④ 継ぎ目の破断・隙間 積雪の重みで継ぎ目が引っ張られ、破断・隙間が発生。雨の日は激しく漏水していました。
⑤ 縦樋の接続部の外れ 軒樋の変形に伴い、縦樋との接続部が外れかけていました。
⑥ 勾配の狂い 歪みによって勾配が狂い、水がスムーズに流れない状態になっていました。
⑦ 既存の経年劣化 18年分の経年劣化も進んでおり、素材が硬化・脆くなっていたことも被害拡大の一因でした。
👉 T様邸の雨樋は、大雪の重みで深刻なダメージを受けていました。
「大雪で雨樋が壊れる」メカニズム
T様邸のように、大雪で雨樋が壊れるケースは珍しくありません。
積雪による被害の流れ
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ① 雪が軒樋に積もる | 屋根から落ちた雪、直接降り積もった雪 |
| ② 雪の重みがかかる | 1㎡あたり数十kg〜100kg以上の荷重 |
| ③ 金具に負担 | 設計を超える荷重がかかる |
| ④ 金具が変形・破損 | 耐えきれずに曲がる・外れる |
| ⑤ 軒樋が歪む | 支えを失って変形 |
| ⑥ 継ぎ目が破断 | 引っ張られて隙間・破断 |
| ⑦ 最悪の場合、落下 | 完全に外れて落ちる |
雪の重さ
| 雪の状態 | 1㎥あたりの重さ |
|---|---|
| 新雪(降ったばかり) | 50〜150kg |
| 締まった雪 | 150〜300kg |
| ザラメ雪(融けかけ) | 300〜500kg |
| 氷化した雪 | 500〜900kg |
計算例: 軒樋に幅30cm×長さ5m×高さ20cmの雪が積もった場合 → 0.3㎥ × 300kg = 約90kgの荷重
👉 軒樋の設計荷重を超える重さがかかると、歪み・破損が発生します。
「今年は特にひどかった」という声
T様のように、「今年は雪が多かった」「例年以上だった」という声を多くいただきます。
大雪の年に増える相談
| 相談内容 | 内容 |
|---|---|
| 雨樋が歪んだ | 雪の重みで変形 |
| 金具が外れた | 耐えきれずに破損 |
| 軒樋が割れた | 荷重で破損 |
| 落雪で壊れた | 屋根からの落雪の衝撃 |
| カーポートの雨樋も | 車庫の雨樋も同様に被害 |
なぜ「今年だけ」壊れたのか
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 積雪量が多かった | 例年を超える荷重 |
| 雪が重かった | 水分を含んだ重い雪 |
| 溶けずに積み重なった | 荷重が蓄積 |
| 経年劣化が進んでいた | 素材が弱くなっていた |
| 金具が劣化していた | 支える力が落ちていた |
T様の感想 「毎年同じように雪は降っていたのに、今年だけ壊れた。やっぱり40年分の劣化が積み重なっていて、今年の大雪で限界を超えたんでしょうね」
👉 大雪は「きっかけ」であり、経年劣化が「下地」になっていることが多いです。
「春になって気づいた」という方が多い理由
T様のように、「春になって雪が溶けてから気づいた」という方が多くいらっしゃいます。
冬の間に気づきにくい理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 雪で隠れている | 雨樋が雪に埋もれて見えない |
| 寒くて外に出ない | 確認する機会がない |
| 屋根に近づけない | 雪があって危険 |
| 雨が降らない | 漏水に気づかない |
| 「冬だから仕方ない」 | 異変があっても放置しがち |
春に気づくパターン
| パターン | 内容 |
|---|---|
| 雪が溶けて雨樋が見えた | 歪みに気づく |
| 春の雨で漏水に気づく | 水があふれている |
| 金具が落ちていた | 地面に金具が落ちていた |
| ご近所に指摘された | 「雨樋曲がってるよ」と言われた |
| 外壁の汚れに気づいた | 雨だれ跡が増えている |
T様の体験 「冬の間は全然気づかなかったです。4月になって暖かくなって、ふと見上げたら『え?曲がってる!』って。雪が溶けて初めてわかりました」
👉 冬の間に受けたダメージは、春にならないと気づかないことが多いです。
施工内容:雨樋全面交換工事















T様邸では、大雪でダメージを受けた雨樋を全面交換しました。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 既存撤去 | 歪んだ軒樋・破損した金具・外れかけた縦樋を撤去 |
| 下地確認 | 破風板・鼻隠しの傷みをチェック |
| 下地補修 | 金具が外れた箇所を補修 |
| 新規金具設置 | 積雪対応の間隔(45cm)で新品金具を設置 |
| 新規雨樋設置 | 正確な勾配で軒樋・縦樋・集水器を設置 |
| 接続確認 | すべての接続部分をしっかり固定 |
| 排水テスト | 実際に水を流して排水状態を確認 |
「次の大雪」に備えた施工
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 金具間隔を詰める | 60cm→45cmで積雪荷重に対応 |
| 金具の強度 | 積雪対応の丈夫な金具を使用 |
| 正確な勾配 | 水が溜まらず、凍結しにくい設計 |
| しっかり固定 | 継ぎ目・接続部を確実に |
施工のポイント: 滝沢市は積雪量が多い地域のため、標準仕様より金具間隔を詰めて設置。今後の大雪にも耐えられる仕様にしました。
ビフォーアフター:T様邸はこう変わった
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 軒樋の形状 | 大きく歪み・変形 | まっすぐで正確な勾配 |
| 金具 | 破損・脱落(複数箇所) | 新品・積雪対応間隔 |
| 軒樋の一部 | 割れて破損 | 新品 |
| 継ぎ目 | 破断・隙間 | 新品で漏水ゼロ |
| 縦樋の接続 | 外れかけ | しっかり固定 |
| 積雪への耐性 | 限界 | 大幅に向上 |
| 費用負担 | 全額自己負担の予定 | 火災保険で軽減 |
T様の感想 「新しい雨樋は、金具がたくさん付いていて丈夫そうですね。来年また大雪が来ても、今度は大丈夫そうで安心しました。しかも火災保険が使えたので、自己負担がかなり減って助かりました。大雪で壊れたら保険が使えるなんて、知りませんでした」
火災保険(雪災)で費用負担を軽減
T様邸では、火災保険の雪災補償が適用され、費用負担を軽減できました。
火災保険の雪災補償とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補償対象 | 雪・積雪・落雪・雪崩による被害 |
| 雨樋の場合 | 積雪荷重による変形・破損・落下など |
| 適用条件 | 加入している保険に雪災補償が含まれていること |
対象になりやすいケース
| ケース | 対象の可能性 |
|---|---|
| 積雪荷重で雨樋が歪んだ | ◎ 対象になりやすい |
| 積雪荷重で金具が外れた | ◎ 対象になりやすい |
| 落雪で雨樋が破損した | ◎ 対象になりやすい |
| 雪の重みで軒樋が割れた | ◎ 対象になりやすい |
| 凍結で継ぎ目が破断した | ○ 対象の可能性あり |
| 純粋な経年劣化 | × 対象外 |
T様邸の申請結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請内容 | 積雪荷重による雨樋の変形・破損 |
| 認定 | 雪災として認定 |
| 保険金 | 工事費用の相当部分をカバー |
| 自己負担 | 大幅に軽減 |
T様の感想 「火災保険って、火事のときだけだと思っていました。雪で壊れた雨樋も対象になるなんて、教えてもらって本当に良かったです。保険を使わなかったら、全額自分で払うところでした」
👉 大雪で雨樋が壊れた場合、火災保険が使える可能性があります。 当社では申請サポートも行っています。
滝沢市の積雪と雨樋への影響
滝沢市は岩手山の東麓に広がる住宅都市で、県内でも積雪量が多い地域です。
滝沢市の気候の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 盛岡市の北西、岩手山の東麓 |
| 標高 | 市街地でも比較的高い |
| 積雪量 | 盛岡市より多い |
| 積雪期間 | 11月〜4月頃 |
| 雪質 | 湿った重い雪も多い |
| 気温 | 冬は厳しい寒さ |
滝沢市で雨樋が被害を受けやすい理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 積雪量が多い | 荷重が大きい |
| 湿った重い雪 | 新雪より重い |
| 積雪期間が長い | ダメージが蓄積 |
| 岩手山からの吹き下ろし | 雪が吹き溜まりやすい |
| 気温が低い | 溶けずに積み重なる |
盛岡市との比較
| 項目 | 盛岡市 | 滝沢市 |
|---|---|---|
| 積雪量 | 多い | さらに多い |
| 気温 | 寒い | より寒い |
| 標高 | 低め | 高め |
| 雨樋への負担 | 大きい | 非常に大きい |
👉 滝沢市では、積雪対応仕様での施工が特に重要です。
「大雪の被害」を防ぐには
今後の大雪に備えて、被害を防ぐためのポイントをご紹介します。
大雪への備え
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 積雪対応仕様にする | 金具間隔を詰める、丈夫な金具 |
| 定期的な点検 | 劣化を早めに発見 |
| 雪下ろし | 軒樋に雪が溜まりすぎる前に |
| 雪止めの設置 | 落雪による衝撃を防ぐ |
| 経年劣化したら早めに交換 | 弱くなる前に対応 |
積雪対応仕様とは
| 項目 | 標準仕様 | 積雪対応仕様 |
|---|---|---|
| 金具間隔 | 60cm | 45cm |
| 金具の強度 | 標準 | 強化タイプ |
| 耐荷重 | 通常 | 積雪荷重に対応 |
交換時期の目安
| 築年数 | 状態 | 推奨対応 |
|---|---|---|
| 〜10年 | 比較的良好 | 定期点検 |
| 10〜15年 | 劣化の兆候 | 詳細点検 |
| 15〜20年 | 寿命に近い | 交換を検討 |
| 20年以上 | 寿命超過 | 早めの交換 |
👉 T様邸は築40年で、経年劣化が進んでいたところに大雪が来ました。 定期的な点検・早めの交換で、被害を防ぐことができます。
雨樋の劣化サイン|大雪の後に確認を
大雪の後、ご自宅の雨樋をチェックしてみてください。
大雪後に確認すべきサイン
✅ 軒樋が歪んでいる・曲がっている ✅ 金具が外れている・落ちている ✅ 軒樋が割れている・ひびがある ✅ 継ぎ目が開いている・隙間がある ✅ 縦樋が外れかけている ✅ 雨の日に水があふれる・漏れる
一般的な劣化サイン
✅ 雨樋が白っぽく変色している ✅ 軒樋がたわんでいる ✅ 外壁に雨だれ跡がある ✅ 築15年以上で一度も交換していない
➡ 大雪の後は、必ず雨樋の状態を確認してください。
よくある質問|大雪による雨樋の被害
Q. 大雪で壊れた雨樋は火災保険で直せますか? A. 雪災補償が含まれている火災保険であれば、対象になる可能性が高いです。当社が申請をサポートします。
Q. 経年劣化と雪害、どちらの扱いになりますか? A. 大雪をきっかけに歪み・破損が発生した場合は、雪害として認められることが多いです。現地調査で状況を確認し、判断します。
Q. 春に気づいたのですが、今から申請できますか? A. 一般的に被害から3年以内であれば申請可能です。できるだけ早めにご相談ください。
Q. 雪の後、自分で確認できないのですが… A. 当社で点検いたします。無料の現地調査をご依頼ください。
Q. 来年の大雪に備えて、今から交換できますか? A. もちろん可能です。積雪前の秋〜初冬に交換しておくと安心です。
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